■第301回行事・アーカイヴス(2019年1月)

★上町台地の基準点・史跡を巡る

●大阪市の中心を南北に連なる上町台地に設置されている三角点・水準点などの基準点を確認しつつ史跡を巡り、天王寺まで歩きます。

コースJR大坂城公園駅*~二等三角点「大阪城」~一等水準点無号~一等水準点230号~銅座公園・電子基準点~一等水準点交233号~桃谷公園**~生國魂神社*・一等水準点234号~三等三角点「愛染堂」~清水寺~一心寺~天王寺駅(約10km)

【コース地図(赤破線):国土地理院発行110,000地形図「大阪城」】

コース地図大阪城空堀10000大阪城

 

(図上の左クリックにより拡大)

◇二等三角点「大阪城」(大阪市中央区馬場町・大阪城天守閣の北東)

●標高32.88mN34°4116″・E135°3138

                                    ●設置日:昭和4年12月   

IMG_0004二等三角点大阪城の現状

【二等三角点「大阪城」現状】 

◇一等水準点「無号」(中央区大手前4・合同庁舎前)

●設置は平成9年6月、観測は平成27年に更新。

標高23.20mN34°4054″・E135°3111

一等水準点第無号23_2m合同庁舎【一等水準点・無号】

◇一等水準点・230号 (中央区大手前4・合同庁舎前)

●標高17.38mN34°4054′・E135°3104″         

設置:平成410月                      

IMG_0559一等水準点230号合同庁舎横【一等水準点・230号】

 

◇銅座公園・電子基準点「大阪」 (中央区内久宝寺町2)

標高23.87mN34.677935E135.518503・付属標No.950336A。   

●設置:平成8年3月

IMG_0560電子基準点銅座公園 

【銅座公園・電子基準点「大阪」・No.950336A】

IMG_0018電子基準点950336号銅座公園

◇一等水準点・交233  (中央区上町1)

●標高12.58mN34°4033″・E135°3125

●設置は昭和13年10月・観測は平成27年に更新。道路脇に設置。

IMG_0020一等水準点交233号

【一等水準点・交233号】

◇生國魂(いくたま)神社  (天王寺区生玉町1)

●当社は式内社(名神大社)で、旧社格は官幣大社(現在、神社本庁の別表神社)ですが、かつては現・大坂城の地に鎮座し、中世にはその社地に近接して石山本願寺も建立され繁栄しました。石山合戦後の豊臣秀吉による大坂城築城の際に現在地に遷座されました。

IMG_0021生國魂神社【生國魂神社拝殿】

【コース地図(生國魂神社~天王寺):国土地理院発行1:10000地形図「天王寺」】

コース入地図生國魂神社天王寺10000天王寺

●主祭神は生島大神(いくしまのおおかみ・生嶋大神)、足島大神(たるしまのおおかみ・足嶋大神)の二座で、相殿神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)です。創建は、社伝では神武東征の際、摂津國石山碕(現・大阪城付近)に生島神・足島神を鎮坐したのが始まりと伝わりますが、史実的には不明です。孝徳天皇の時に難波宮の資材になる大きさの樹木が伐られていることから、それ以前の鎮座は確実と伝わります。

◇一等水準点・234 (「生國魂神社」鳥居前・天王寺区生玉町1)

●標高20.48m・N34°3954″・E135°3049″。

●設置:昭和41年11月。

鬘院(愛染堂)   (天王寺区夕陽ヶ丘町)

●四天王寺別院で、西国愛染十七霊場・第一番札所、聖徳太子霊跡・第二十九番札所、真言密教勝鬘流根本道場です。

寺伝では、聖徳太子が開設した施薬院に始まると伝わり、創建は聖徳太子に依り推古天皇元年(593年)とされています。鎌倉時代には幕府第5代執権・北条時頼から寺領を寄進されたとのことです。豊臣秀吉により慶長2年(1597)に再建されています。

●本尊は大日大勝金剛尊ですが、国指定重要文化財の多宝塔があります。高さ22m・建坪32㎡・三手先造り・本瓦葺きです。

◇三等三角点「愛染堂」  (天王寺区夕陽丘町5)

●標高20.98m・N34°3926″・E135°3044″。(設置時期は不明)。

◇大江神社    (天王寺区夕陽丘町)

●「四天王寺七宮」の一社で、聖徳太子が四天王寺を創建した際に、その外護として造営されたもので、天王寺区内にある次記七つの神社を指します:

大江神社・上之宮神社(上之宮町:大江神社に合祀)・小儀神社(勝山1丁目:大江神社に合祀)・久保神社(勝山2丁目)・土塔神社(大道1丁目:大江神社に合祀)・河堀稲生神社(大道3丁目)・堀越神社(茶臼山町)。

◇清水寺(和宗総本山・四天王寺支院[天台系]・有栖山清光院・天王寺区伶人町)

●創建時期等は不詳ですが、元は「有栖寺」(うすじ)と称し、寛永17年(1640)に延海阿闍梨(えんかいあじゃり)が中興しました。

●延海は観世音菩薩のお告げを受けて、京都の清水寺を模した舞台造の本堂を建立し、本尊として京都の清水寺から迎えた「十一面千手観音菩薩像」(聖徳太子作と伝承)が安置されました。当寺の境内は北・西・南の三方が崖になっており、かっては大坂の街・大阪湾眺望の地で、大阪市内唯一の天然の滝「玉出の滝」があります。鐘撞堂に覆屋が無く鉄骨4本で支持されています。

IMG_0571【玉手ノ滝・清水寺】

 ◇一心寺     (浄土宗・坂松山高岳院・天王寺区逢阪2)

●開基は文治元年(1185)に法然に依るもので、宗派を問わず納骨を受け入れており、納骨は10年分を一纏めにして骨佛(遺骨で造られる阿弥陀如来像)が造立されています。遺骨で仏像を造る当寺の方式は明治20年(1887)に始まり、凡そ200万の故人が阿弥陀佛になって納骨堂・骨佛堂に鎮座し、平成17年にその信仰習俗に対し大阪市無形民俗文化財に指定されています。

【催行:2019年1月12日・案内:天正美治・編集:宮﨑信隆】

サブコンテンツ

このページの先頭へ