■第233回行事・アーカイヴス(2013年5月)

★赤目四十八滝

●奈良県と三重県の県境を流れる赤目川(滝川)の中流には、大小様々な滝が落ちる「赤目渓谷」があり「赤目四十八滝」と呼ばれていますが、「赤目五瀑」といわれる不動滝、千手滝、布曳滝、荷担滝、そして最奥にある標高差約200m高い「琵琶滝」まで、途中の両岸には六角柱状節理のある玄武岩の断崖絶壁などとともに、その渓谷美を堪能しました。

◆赤目峡谷・「赤目」の名前の由来  ◆延寿院  ◆サンショウウオ  ◆赤目五瀑

コース:赤目口駅~(バス)~入山口(サンショウウオ・センター)~行者滝~赤目牛~不動滝~乙女滝~八畳岩~千手滝~布引滝~百畳岩~姉妹滝~笄滝~雨降滝~骸骨滝~荷担滝~雛段滝~琴滝~琵琶滝[ここで折り返しました](往復約7㎞)

223回大和大野25000_赤目渓谷130518
【コース図:国土地理院発行1:25,000地形図「大和大野」使用(図上の左クリックにより拡大)

◆赤目峡谷・「赤目」の名前の由来
・赤目峡谷は、役行者(えんのぎょうじゃ)の行跡地とされており、平安時代から修験道の霊場として開かれました。そのため、信仰の対象として仏教的な名がつけられた滝もあります。
・「赤目滝」の名称の由来については「阿弥陀滝」の転訛ともいわれていますが、登り口の延寿院(天台宗)に赤目の不動尊が祀られていたことに因むという説もあります。

◆延寿院(天台宗)
・平安時代に創建され、境内に高さ2.45mで「徳治二年」(1307)銘のある石造燈籠(國重文)、および同時代の作とされる「石造十三重塔」が遺存しており、樹齢300年の枝垂れ桜があります。

◆サンショウウオ(国特別天然記念物)
・生物の進化から取り残されたかのように、3000万年以上前の太古から、ほとんど変わらない姿で生きてきたといわれています。滝入口にある「日本サンショウウオ・センター」には世界各国のサンショウウオの生態を水族館方式で観察することができます。

◆赤目五瀑
◇不動滝(ふどうだき)
・高さ15m、幅7m、滝壺の深さ10mで、渓谷にかけられた不動橋からの眺めは壮観で、不動明王にちなんでこの名が付けられ、滝参りとはこの滝にお参りすることでした。明治中頃まではこれより奥は原生林で禁足でした。
P1100608②不動滝【不動滝】

◇千手滝(せんじゅだき)
・高さ15m、幅4mで、岩を伝って千手のように落水します。昭和26年に入江泰吉氏の写真を用いた切手が発行されました。
P1100623②千手滝【千手滝】

◇布曳滝(ぬのびきだき)
・高さ30mから一条の布をかけたように落ち、滝壺の深さは約30mです。
P1100616②布曳滝【布曳滝】

◇荷担滝(にないだき)
・高さ8mの滝が岩を挟んでふたつに別れて流れ落ちるさまが、荷を担っているようです。
荷担滝【荷担滝】

◇琵琶滝(びわだき)
・高さ15mで滝の形が琵琶に似ていて、赤目五瀑の最奥の滝で、絶壁に囲まれた滝壺は深い蒼色をしており深さは10mあります。
琵琶滝【琵琶滝】

◆六角柱状節理のある玄武岩の断崖絶壁
P1100620柱状節理

[参考文献]
○赤目四十八滝渓谷保勝会:「赤目五瀑と赤目四十八滝」、2013.

【2013年5月18日実施】

“■第233回行事・アーカイヴス(2013年5月)” への2件のフィードバック

  1. 平田 てる美 より:

    今日は、お疲れ様でした。早速、ホームページを見させて頂きました。
    赤目は欠席したのですが、資料が見ることができ 写真も美しい\(^^@)/
    大変でしょうが、これからもブログを宜しく 楽しみにしています。

       会員 平田 てる美

    • 宮﨑 信隆(事務局) より:

      ・これから、実施済の「行事」に関する、当日配付された「資料」を【実施「行事」資料Archives】として、可能な限り、時系列的に収載していきますので、ご期待ください。

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