■第239回行事・アーカイヴス(2013年11月)

★裏六甲・逢山峡から記念碑台・六甲ガーデンテラスへ

●逢山峡の清流沿いの道を歩いて、紅葉した木々の間に小さな滝を幾つか観ることが出来ます。鳥居を潜ると野仏が幾体も並ぶシュライン・ロード[聖なる道]を登ります。六甲全縦路に出て、ほぼ平坦な道を記念碑台・ガーデンテラスと辿ります・・

コース:有馬口駅~阪神高速高架橋下・逢山峡入口~猪鼻小橋~猪鼻橋~鳥居(シュラインロード入口)~行者堂~記念碑台・六甲山自然保護センター~みよし観音~六甲ガーデンテラス~神戸ゴルフ倶楽部~六甲ケーブル山上駅~[代替バス]~ケーブル下駅    (約10㎞)

【コース図(赤破線):国土地理院発行25000分の1地形図「有馬」・「神戸首部」使用

裏六甲逢山峡ガーデンテラス25000有馬神戸首部Ⅰ②2(図上の左クリックにより拡大)

◇逢山峡
・阪神高速の高架下~猪鼻小橋~仏谷合流点までの約2kmで、奥山川沿いの渓谷です。途中、猪鼻滝などの小さな滝が点在します。

猪ノ鼻滝Ⅱ②【猪ノ鼻滝】

◇シュライン・ロード(聖なる道、行者道)
・登山道の脇には37体の多くの野仏が祀られています。「シュライン・ロード」名付け親は記念碑台に胸像が在る英国人のグルーム*さんらです。

◇六甲全山縦走路
・本縦走路はJR塩屋駅から阪急宝塚駅までの総延長55kmのロングトレイルです。今回はそのうち、六甲山ホテル前~六甲ガーデンテラスの約2.5kmの区間を歩きます。

◇みよし観音                    

みよし観音Ⅱ② 【みよし観音】

・昭和39年2月18日、雪の朝に大阪空港発徳島行、日東航空のマラ-ド水陸両用飛行機が、離陸直後に エンジン故障により尼崎市の田能遺跡に墜落し、スチュワーデス麻畠美代子(京都市出身)は沈着冷静に7人の乗客を救出し、最後の1人を助けようとして爆発に遭い、21歳で殉職しました。。
・生前、ミス京都・準ミスワールドに選ばれ、宝田寮(徳島県)の孤児たちから「ホタルの天使」と慕われ、姿美しく、心優しく、しかもその悲壮な捨身行を観音さまの化身とうけとめた純情少年、交通遺児の坂井誠・進兄弟(三重県)は美代子観音像を建立して交通安全、大空の守りを祈ろうと発願し、共鳴した五千余人の善意と台湾・中国・韓国・朝鮮・印度・フランスなど外国出身在日者の合力が結晶し、六甲山上聖浄の地に「みよし観音」が建立されました。(昭和45年8月1日みよし観音奉賛会より)

◇近代化産業遺構
・平成19年度制定の経済産業省が認定した文化遺産で、六甲山上には次の4つがあります:
① 六甲山ホテル旧館
② 神戸ゴルフ倶楽部・クラブハウス(日本最古のゴルフ場)
③ ヴォーリズ六甲山荘
④ 六甲ケーブル・六甲山上駅

◇記念碑台
・「県立六甲山自然保護センター」前の広場に記念碑が据付けられ、六甲山の開祖と言われるグルーム氏*の胸像もあります。

六甲山 記念碑台

【記念碑台】

◇六甲ガーデンテラス
・六甲山で最も人気のあるスポットです。食事、ショッピングの他、「六甲枝垂れ展望台」などがあります。
*アーサー・ヘスケス・グルーム(Arthur Hesketh Groom:1846年9月23日 – 1918年1月9日):幕末から明治にかけて日本で活躍したイギリス出身の実業家で、六甲山の開発と景観保護に力を注ぎ、「六甲山開祖」と呼ばれた。

◇六甲山頂の平坦面
・六甲山地の山頂部の平坦さは六甲山の特徴の一つですが、それは「準平原」の隆起によるもので、「準平原」は小範囲では形成されないので、かつてはその平坦面は六甲山域よりもかなり広い範囲に広がっていた「準平原」の一部で、「第四紀」(約260万年前から現在までの期間)以後の変動作用により現在の高さまで隆起した「隆起準平原」と考えられています。「準平原」が形成された当初は海面に近い低い高度であったが、断層を境とする小規模な地塊の変異の結果、現在の高度分布になったそうです。

【参考文献】
○野村亮太郎・宮田隆夫:『六甲山地の地理・その自然と暮らし』、神戸新聞総合出版センター、1998.

【2013年11月9日実施:案内・関谷正次朗:編集・宮﨑信隆】

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